2019/01/29 15:17

久々やってきました、コヤギの突発着物コラムです。

ここのところ沢山出品しました、通称「黒絵羽(くろえば)」!
正式には「黒絵羽織(くろえばおり)」と言うようです。

コヤギ心の声『黒い羽織と何が違うんだー(笑)』

黒絵羽の特徴
・昭和の一大ブームだったらしい。昭和中期のものが多い。…ようです。
・すっごい良い黒生地で、これを着れば略礼装になるアイテム。…らしい
・趣味の限りつくしたものが多い。これはもう柄見て納得!
・なんでか紋ありと紋無しがある…何故だろう。

コヤギの(リアル)声「で、すんごい可愛いし安めだけど、TPOとかどう着ればいいんでしょうか先輩。」

先輩のご回答をまとめました…

黒絵羽は略礼装!
「おめでたい席をお祝いするための服」が前提になるそうです。
メンズでいう黒い紋入りと同じようなも扱いがそもそものもので、

ベストな時は
・卒業式(のご父兄)
・入学式(のご父兄)
・お祝い事の参加(当事者でない)

などはとってもいい、今も昔も通じる感じです。

・正月のご挨拶
なども良いとネット記事には書いていました。

ちなみに紋の入ってないものについては
『紋なしの黒絵羽も、紋入りと同じ扱い。』だそうです。
理由:正装である訪問着に紋は無いように、いれてないだけ。

盲点!なーるほど。

で、いろんな記事を読んだんですが。
洋服でいうとこの、『上品な外套』にあたります。
日本特有の羽織ルールで『室内でも脱がないで良い』という。
だから、小紋の上に外套である黒絵羽織を着て『バッチリ略礼装だぜ☆』が成立つ訳です。

略礼装ですから、まあ上品なメルトンコートやスーツの外套ぐらいに
思ってもらったらいいんじゃないですかね。
正直、お出かけのちょっと良い防寒着需要もOKです。

・防寒着(お出かけ用)

お手頃価格の上質な羽織ですので、楽しんで着て戴きたいです。
良い絹なんで、薄く見えますが割と暖かいんです!